19年9月22日(日)の林先生の初耳学は…、
▼恋愛の教祖・柴門ふみが不倫を語る新企画
林先生が今一番学びたい女性・柴門ふみから不倫のリアルを学ぶ
今回は林先生が二十代の頃にハマッた恋愛漫画『東京ラブストーリー』の作者・柴門ふみさんを訪ね、“恋愛の神様”といわれる柴門さんを直接取材。林先生が一番印象に残っているというあの有名なセリフ誕生のヒミツや、40年間恋愛を描いてきた柴門さんだからこそわかるイマドキの女性たちの衝撃の恋愛事情など、林先生も思わず驚くお話が続々登場する。
■出演
◇賢人 林 修
◇ゲスト 石田ニコル 澤部佑(ハライチ) 春風亭一之輔 千原ジュニア 中島健人(Sexy Zone) YOU
◇VTR出演 アンミカ 銀シャリ(鰻和弘・橋本直)
◇初耳コンシェルジュ 大政 絢 ほか
『東京ラブストーリー』の作者・柴門ふみさんとは
恋愛漫画の巨匠。漫画家柴門ふみさんは1957(昭和32)年、徳島県生れ。お茶の水女子大学卒。1979年に漫画家デビューしました。
あらゆる世代の恋愛をテーマにして
『東京ラブストーリー』(単行本全4巻で250万部以上)
『あすなろ白書』
『同窓生――人は、三度、恋をする――』
など多くの作品を発表しています。
また必ずしも「かわいらしくない」絵柄で、リアルな女性像を描いています。読者の好き嫌いが大きく分かれる作家ですが、共感した女性からは圧倒的な人気を得ています。現在では恋愛のエキスパートとして、『恋愛論』など女性向けのエッセイの著書も多数あります。特に『恋愛論』は恋愛の教科書と絶賛され、70万部を売り上げるほどのベストセラーになっています。
そんな柴門さんが現在の不倫、恋愛事情を赤裸々に語ってくれました
現代の不倫のリアル
東京ラブストーリーから30年。文春砲で数々の芸能人の不倫が暴かれたり、既婚者女性の不倫経験率が
2000年4.3%→2012年14% 約3倍
※出典元:日本性科学会セクシュアリティ研究会編著 「セックスレス時代の中高年白書」
に増えていることが明らかになっています。
何かと世間を騒がせる「不倫」ですが、なぜ恋愛漫画の神様と呼ばれる柴門さんは「不倫」をテーマにした漫画を書くようになってきたのか?それは不倫の間違ったイメージをしている人が多いからそうです。
母親のイメージ→性欲なんかあるわけない
男性はそう思いたい、または思い込んでいるけど、そうじゃないんだということを伝えたい。
それは女性からすごく共感を得るとのこと。
10年に渡り一般女性をインタビューしてきた柴門さんには確信がありました。これまでも以下のようなことがあったそうです。
駆け落ち未遂
漫画以上にリアルな駆け落ち未遂をした人に会った。状況としてはダブル不倫。ボストンバッグに荷物を詰めて、切符をとり、さぁ行こう!となった時に、女性側が旦那に見つかったそうです。最終的にはその旦那さんが「彼女を一生愛せる人は僕しかいない。手を引け!」と言って離婚は回避されたようです。
女子行員6〜7人が全員不倫
インタビューをしたいと女子行員6〜7人に集まってもらった。そこで一度でも不倫をしたことがある人?と聞くと全員が手を挙げた。働く女性が増えたことで不倫はすぐ傍にあるとのことでした。
柴門ふみさんが考える恋愛とは
一回でも恋愛した人は、恋愛の経験値が心の奥底の壺の底の方に眠っているそうです。蓋が開いていないだけ。でも悪い男がいて、ちょっかいをかけて壺のフタをずらすと、そこから出てくるそうです。
そう、
恋愛はいつでも現役に戻れる
そう柴門さんは言い切りました。
柴門さんが知っている80代の現役バリバリの素敵な女性。78歳で出会った人と恋をして、「生まれて初めて恋をしました。でも、彼の亡くなった奥さんに嫉妬するんです」と言っていたそうです。
不倫のきっかけはSNSが大きな影響を与えている
不倫のきっかけも変化しているようです。SNSによって大きく変わりました。
それでも同窓会は不倫の大きなきっかけに繋がるものとして外せないようです。
昔は連絡先を聞くのが家電でした。しかし現在ではメッセンジャーで連絡しあうことなどが簡単です。そこから不倫に発展しやすいようです。
恋愛とは性欲である
林先生が恋する大人たちを読んで気になったセリフ。
「キスしてのぼせ上がっているだけ。多分ただの性欲。」
東京ラブストーリーを書いていた頃の柴門さんは恋愛ほど美しいものはないと思っていました。
しかし、柴門さんが60歳を超えて感じる今の恋愛とは。
恋愛の正体=性欲
恋愛の正体は性欲ではないか?恋ってすごく綺麗に恋って言うけど、恋愛とは自分の性欲を刺激してくれるだけのもの。
また、性欲とはセックスだけを指すものでもありません。
自分の中の内面を刺激して、快楽・気持ちよさ・高揚感・ときめきをもたらしてくれるものが性欲
柴門さんは続けます。
やっぱり一度、自分の快楽を覚えると、また快楽を求めてしまう。
恋愛の快楽には中毒性がある
実際に浮気や不倫をまたすると思うか?という質問に対して、
条件次第ではする42.7%、しない57.3%
※出典元:探偵社MR
つまり約4割は条件次第で再度不倫をするという結果に…
不倫は条件次第ではまたしてしまうようです。手短にカジュアル化している。
不倫のカジュアル化と呼ばれています。働く女性が増えたことにより上司や同僚と不倫するケースが増えているようです。
昔と違って、女性も結婚しなくてもいいし、結婚したとしても即離婚しますができる時代。
あんまり男性を気にしすぎることがなくなっているとのこと。
女性の不倫はバレない
また不倫のバレる確率という調査もありました。
夫の不倫は95%バレる
妻の不倫は5%しかバレない
※出典元:家族問題評論家 池内ひろ美
夫が浮気する場合は妻に悪いなって思って浮気することが多い。
しかし、妻が浮気する場合は「夫が悪いから」という理由で後ろめたさがない。
夫は後ろめたさがあるからバレるけど、女性は後ろめたさがないからバレない。言われてみると、そのように思ってしまうのが不思議ですね…。
林先生は恋愛において女性の方が優れていると感じるようでした。女性の方が上だなと思わせるのが読んでいると辛いところ…とお話しされていました。
まとめ
柴門ふみさんから何を学んだのか。林先生は、
「柴門さんも不倫を肯定しているわけではない。でも前に比べて増えている。
いいからではなく、現実としてこうあることを認識すべき」
おそらく男性は目を背けて、女性は共感する内容。だからこそ男性側も女性のリアルを知り、円満な結婚生活を過ごせるように努力していく必要があるのかもしれません。