2019年1月22日(火)マツコの知らない世界で放映!「読み聞かせ絵本の世界」内田早苗(さなえ)さんとは!?絵本講師とは一体何どんな職業なの?絵本の魅力とは?番組で紹介された考え方や絵本をまとめました。
実際の予告はこちら。とっても気になりますよね。
絵本講師の内田早苗さんとは?

内田さん自身も子育てに悩んだ経験のある一人だったようです。30歳で第1子を出産。「昔から子供が苦手なタイプ。どうしたらいい子育てができるのか」。夫は転勤族でまわりに頼れる人もおらず、手探りの毎日の中で「絵本講師」という存在を知りました。
子供の幼稚園入園を機に受講を決め、1年かけて絵本に関する専門的な知識を学び、絵本講師の資格を取得されたようです。「子供とのコミュニケーションが深まった」と読み聞かせの力を子育ての中で実感したとのこと。「私と同じように悩んでいる母親の助けになりたい」と11年に平塚市に移住したことをきっかけに、自宅を開放した教室『きいろいおうち』を開きました。
教室には自身で買い求めた絵本を中心に約1500冊を蔵書されています。フルタイムで就労しているため、教室は月2回の開催と少ないが、「しつけや勉強になる本を教えてほしい」と噂を聞きつけた親子が毎回5組ほど訪ねてくるそうです。
神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報誌 タウンニュース
普通の親と同様に悩みながら、子育てをする中で絵本というツール(道具)の魅力を知り、実践されてきたんですね。
絵本講師とは一体どんな職業なの?

絵本講師とは、NPO法人「絵本で子育て」センター®が普及に務めている講師のことを指します。
2004年より「絵本講師・養成講座」をスタートさせており、現在も続いています。
絵本講師のことを「絵本で子育て」センターでは以下のように説明されています。
子育てをするにあたり、いかに絵本の読み聞かせが必要かを学び、それを語り伝えることができる人材
HPにも記載されていますが、学問的な知識を学ぶだけでなく、地域に還元していってほしいという願いが込められているようです。
現在内田さんは絵本カフェ「きいろいおうち」や、講演活動などもされているとのこと。
一度聞いてみたいですね。
絵本カフェの場所、アクセス方法

自宅を開放した教室「きいろいおうち」では月2回ほど教室を開催されており、毎回「しつけや勉強になる本を教えてほしい」という親御さんが訪ねてこられるそうです。気になる方はぜひ問い合わせをして頂ければ幸いです。
以下は公式HPに載っていたので転記しています。
【住所】 神奈川県平塚市天沼8−43
【メール】kiiroiouchiehon@gmail.com
絵本の魅力とは?



強いメッセージで答えていらっしゃる内田さん。そこには想いがあるようです。ご自身が子育てで悩みながら手にとった絵本。しかし教育に…と意気込みすぎても逆効果。大事なことは肩の力を抜き、子どもに集中してみる。楽しんでみる。それが結果として子育てに繋がっていく。
そんなメッセージが伝わってきます。
公式のfacebookにはこんなメッセージがありました。
私にできるのは、「絵本」の話ではなく
「絵本で子育て」の話。当初いただいたオファー内容から、思い切り色を変えて「読み聞かせ」について話しています。
正直、普段講演会などでは使わないテレビ的な表現がある事は否めませんが、それでも、「絵本の世界」ではなく「読み聞かせ絵本の世界」とタイトルを打ってくれたスタッフさんには感謝しています。
絵本ではなく、絵本で子育ての話し。そのためには「読み聞かせ」。読み聞かせることが結果として子育てに繋がっていくのではないでしょうか?
絵本にはいろいろな読み聞かせの手法があるが内田さんが推奨するのは「待ち読み」だそうです。「大げさな読み方でなくていい。ただ、子供の反応をじっとまってあげることが大切」とのこと。そうすると、子供は自由に想像を広げ楽しむことができるといいます。「読み聞かせは、他のことをしながら片手間にはできない。1分でもその時間だけは子供のことに集中する。その積み重ねが愛情を育ててくれる」とタウンニュースの取材に語っていた内田さん。母親たちは「我が子と向き合っていけそうな気がした」と肩の力を抜いて帰っていくそうです。
神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報誌 タウンニュース
番組で紹介された読み聞かせ絵本の考え方

大人が絵本を楽しめない理由とは?
絵本を教育に使いたい親たちがどれを選べばいいか迷うストレスが増大中
現在は、出版不況と言われていますが、絵本だけが別であることはご存知だったでしょうか?
絵本はずっと右肩上がりで成長し続けています。
最近はキングコング西野さんの「えんとつ町のプペル」など芸能人が出しているものまで、絵本は増え続けているんです。
そうすると、どれを選んでよいか分からない…。せっかく子育てに使おうと書店に行っても迷った挙げ句、良いものが見つからないことも多くなっているようです。
絵本に教育を求めるな
絵本は子どもと一緒に楽しむもの
大人は子どもに学びや道徳的なことを教える意味合いで絵本を活用することが多いそうです。
ただ、1500冊以上の絵本を読み聞かせした内田さんいわく、絵本はしつけに効かない!
番組では、そう断言されていました。
絵本は、子どもと一緒に楽しむもの。
出版されてから40年以上続く「しろくまちゃんのホットケーキ」
大人は気づけないが、子どもには共感するところが一杯。
それはどこなのか?
正解は、エプロンの色が変化するところなんです。
しろくまちゃんとこぐまちゃんがホットケーキを作っている時はオレンジ色のエプロン。しかし食べている時、洗っている時のエプロンの色が変わっているんです。でも大人は気づかず、子どもは気づく。
つまり、
大人は文字を追うから楽しめない。子どもは声を聞き、本を読むから楽しめる
だから、大人も一緒にその絵本を楽しむことが大事と仰っていました。
子どもが苦手だった内田さんには絵本は救世主。
そんな絵本を、子どもと一緒に楽しむ道具として活用されていたのが印象的です。
番組で紹介された読み聞かせ絵本
子ども嫌いの内田さんを救った!
読み聞かせ絵本2冊
1999年に発売のベストセラー!
「ごぶごぶごぼごぼ」
読むと落ち着きのない子どもが静かになる絵本
お腹にいた時に聞こえた音が絵本に書かれており、「胎動音=聞き覚えのある音」のため聞き入ってしまうという絵本とのこと。
その効果は凄く、100発100中に限りなく近いとお話されていました。
思わず動いちゃう!
「くだもの」
これを読み聞かせると子どもがある行動を取ってしまう絵本
正解はくだものを「取ろうとするだけでなく、食べようとする」そうです。
作者はくだものだけでなく、フォークの角度や向きまで計算して描いており、思わず取りたくなったり、触りたくなったりするとのことでした。
面白いですよね♪
声を出して楽しめる!
読み聞かせ絵本4冊
絵本読み聞かせ>料理・お迎え
そう語る内田さん。
なぜなら、子どもにとって声こそ絵本の最大の魅力だから。
雑誌・小説・漫画など色んな本が存在するが、声に出して楽しめるのは絵本だけですよね。
親が子どもに語ってあげる声こそ、子どもの記憶に残る親の愛情なのかもしれません。
反復する聞き心地が最高!
「これは のみの ぴこ」
子どもに読み聞かせすると一斉にある行動を取る絵本
なんと、子どもが言葉を覚えて、いつのまにか合唱してしまうそうです!!!
それは作者が聞き心地を大切にして絵本を作っているため、その音やリズムに思わず声を出してしまう。不思議な絵本です。
食べ物を食べる音が書かれた本!
「おいしいおと」
最大の特徴は一風変わった音!
カコッホッカルカルカル
この音はなんでしょう???
正解は 春巻き なんです。
作者の三宮麻由子さんは目が不自由なため、耳で感じたリアルな音を表現しているそうです。
三宮さんは実際に自分で食べ物を食べ、耳に伝わる咀嚼音を文章にしているため、耳で感じたリアルな音が表現されています。
自分の中で聞いた音を表現している魅力的な絵本。
関西弁がクセになる!
「オニのサラリーマン」
今注目の方言絵本!
地獄で辛い思いをしているサラリーマンの本。
とてもリアルに社会の厳しさを書いているんですが、関西弁を使うことで柔らかく聞こえ、子どもの耳に馴染みやすいのが特徴です。
「わし、オニでんねん」から始まる文章は確かに親近感のわく語り口調ですよね。
一緒に歌いたくなる!
「パンツのはきかた」
最近注目されているのが歌絵本!
歌が苦手な大人でも絵本を通して歌えるのが特徴。
最後に笑ってしまうある仕掛けが…!?
ぜひ子どもと一緒に歌ってみてくださいね。
大人も子どもも涙…。
絶対に読んで欲しい心に残る1冊
「あなたがとってもかわいい」
子を想う親の普遍的な愛を描いた絵本!
赤ちゃんのときも、子どものときも、大人のときも変わらず自分の子ども。
その一節が伝えたくて選ぶ絵本だそうです。自分の子どもに卒業式で読んだ本と話されていた内田さん。
この言葉は普通には言えない。でも絵本の力を借りて言える。
そんな愛情一杯の絵本です。
いつか、自分の子どもが大きくなったら…。改めて読んで伝えてあげたいですね。「あなたがとってもかわいい」と。
実際に会って話を聞いてみたい人はこちら

まとめ
いかがだったでしょうか?
絵本をとにかく楽しむ。そのために「読み聞かせ」をしてあげること。
あまり意気込みすぎることなく、子どもと一緒に、絵本の世界を楽しんでくださいね。
気になる方は絵本カフェなど、実際に内田さんに会いながら、学んで頂ければと思います。
最後に絵本の読み聞かせならミーテの活用をおすすめします。
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