

家庭崩壊ってどんな状態?
家庭崩壊しそう、またはしたかもしれない
家庭崩壊が子供に与える影響ってあるの?
家庭崩壊の原因や修復方法は?
家庭崩壊で離婚するか迷っている
家庭崩壊でどうすればいいか全く分からない
本記事では上記のようなお悩みにお答えします。
家庭崩壊ということが頭に浮かぶ状態だけでも本当に辛いですよね。お察しします。
ただ、家庭崩壊しそうであったり、家庭崩壊している状態であったとしても、必ず良い道はあります。
まずは現状の理解を深めて、ほんの少しずつでも改善に向けて歩んでいただければと思っています。
それでも考えることもやめたいと言う方は、家庭崩壊しそうな時や、家庭崩壊したときに見ると救われるブログも見てみてください。

心が少し楽になったり、何か解決に向けたヒントが見つかるかもしれません。
家庭崩壊とは?
それでは家庭崩壊とはどんな状況を意味するのでしょうか。崩壊とは壊れてしまうことや、崩れてしまうことを指します。
もう少し具体的に言うと、一般的な家庭で行われているような会話や、お互いの関わりが正常に成り立たなくなってしまった状態と言えます。
例えば毎日喧嘩が絶えなかったり、親が子どもに無関心で子育てをしなかったり、子どもが部屋に閉じこもってコミュニケーションが全くないなどが当てはまります。
ただ崩壊という言葉が意味するとおり、重度の家庭崩壊は危機的な状態です。
例えば家庭内に対立、不法行為、身体的虐待、性的虐待、心理的虐待、ネグレクト(無視や育児放棄)等が日常的に存在するケースがあります。
そうなると、そのまま一緒に家庭生活を送ることは困難です。感情的になりすぎず、冷静に行動を取っていきましょう。

家庭崩壊している家族の特徴は?
もし自分の家庭は崩壊しているのか?正常ではないのかも?と思ったら、以下を確認してみてください。
アメリカのセラピストであるジャネット・G・ウォイティッツが著書『アダルト・チルドレン』の中で述べている「機能不全家族」の特徴についてです。
- 非合理的なルールが強く維持されている
- 子どもを守るという親の役割が放棄され、子どもが親のケアをすることがある
- 家族もすでに分かっているけれど、公にできない秘密がある(性的虐待など)
- 家族のなかに他人が入り込むことに抵抗がある
- 暗い雰囲気でほとんど笑いがない
- 家族同士のプライバシーがない(個人間の境界があいまい)
- 家族から離れることが許されていない
- 家族間の嫌なことや葛藤などは否定されて無視される
- 変化に抵抗する
- 家族は分断され、統一性がない
もちろんこれらがあるからと言って、必ずしも家庭崩壊が起きているとは限りません。大事なことは今よりも状況を改善するために冷静に現状把握をすることです。もし家庭崩壊しそうと思ったら信頼できる人に相談するなど少しずつ動いていきましょう。
家庭崩壊による子どもへの影響

家庭崩壊による子どもへの影響は想像以上に大きいと言えます。 家庭崩壊による一番の被害者は子どもなのです。
愛情を受けず、自己肯定感の低い子どもはアダルトチルドレンとも呼ばれ、一部が未成熟なまま大人になっていくケースがあります。
- 周囲の期待に応えようとしすぎる
- 頼みごとを断れない
- 精神的なしがみつきと愛情が混同することがある
- 生活の中に楽しみを見出すことが苦手
- 表情が乏しい
- 他人に承認されることを渇望する
- 自傷行為をしてしまう傾向がある
優等生的に少しでも親や周りの人から信頼されようと行動する優等生タイプや問題を起こして 自分の存在を主張する問題児タイプ 、自分に関心を向けられることを避けるために存在を隠す無関心タイプなどが存在します。
家庭が崩壊する中で、自分を演じてでも、家庭の調和を取りにいくのが子どもです。
だから大きな影響を受けてしまうんですね。。
またこのように人格形成に影響を与えてしまうことから精神疾患を発症することもあります。
例えば、うつやパニック障害、各種パーソナリティ障害です。
上記のことから家庭の崩壊は子どもに甚大な影響を与えてしまう可能性が高いといえます。
家庭崩壊の原因

それでは家庭崩壊の原因とは何なのでしょうか?
①アルコールやギャンブルへの依存
まずアルコールやギャンブルへの依存があります。お酒は冷静な判断を失くしてしまいます。そのため喧嘩が激しくなったり、暴力なども増えてしまうことが多いです。 またギャンブルなどに走ってしまうと借金や精神的な不安定よりアルコールに繋がったりと悪循環が回りやすいと言えます。
②借金
お金がないというのも家庭崩壊の原因として影響が強いです。お金がないと不満が溜まりやすいため喧嘩や暴力にも発展しやすいです。またお金がないことによって、苦しかったり辛いという感情が何度も芽生えることで不満が蓄積してしまいます。それがどこかで爆発するようなタイミングで大きな問題に発展し一気に崩壊へと進むケースもあったりします。
③浮気や不倫
夫婦関係の亀裂が発生するタイミングも家庭崩壊につながりやすいといえます。その代表例は浮気や不倫です。浮気や不倫によって傷ついてしまうと信頼しあえず、些細なことでもぶつかり合うことが多くなったりすることは言うまでもありません。家庭放棄や育児放棄につながるため、注意が必要です。
④仕事や育児の負荷
最後に仕事や育児の負荷が家庭崩壊につながることもあります。仕事のプレッシャーやストレスが大きいと 精神的に不安定になりやすかったりします。
またワンオペ育児と言われるような育児がどちらかに集中してしまう場合もノイローゼ気味になったりすることもあります。
当然負荷が強すぎると喧嘩や暴力などにも発展しやすくなってしまうため家庭崩壊を招きやすいと言えます。
これらの家庭崩壊の原因に気付けているか気づけていないかで随分と対策が変わってきます。
自覚的にアルコールやギャンブルに依存しているいや浮気や不倫で相手を傷つけてしまっているという意識があれば対策は打ちやすいですよね。
しかし自覚的でない場合は急にアルコールやギャンブルを断つことは難しいですし、自分から変わろうとする努力もなかなか引き出せないものです。
それではどうすれば過程崩壊を修復することができるのでしょうか?
家庭崩壊の修復方法

まず前提として自分の身の安全を最優先にしましょう。もしかすると自分のせいで家庭崩壊につながったと自虐的に感じている方もいるかもしれません。
ただそれはあくまでキッカケの一つであり、あなたのせいだけで家庭崩壊をするわけではありません。
無理に修復をどう考えすぎるよりも、まず自分の身の安全を最優先に考えて動いていきましょう。
自分の身を守るためにできること
- 健全な人たちの中に自分を置く
- 信頼できる大人のカウンセリングを受ける
- 最後は数年後には上手くいくと希望を捨てない
まず家族に何かをするよりも健全な人たちの中に自分を置きましょう。
それが友達であってもいいですし学校の先生でも良いです。また他に相談できる環境を探し出して 身を置くことが安全です。 また自分だけで考えるのもよくありません。
なぜなら選択肢が狭い中で判断してしまうからです。もしかすると解決できる手段があるかもしれません。とにかく選択肢をたくさん持ちましょう。
カウンセリングを受けることは有効ですし、 複数の人に相談をすることも有効です。安易な選択をせずに「これはいけそう」と思える選択肢を選ぶように努力していきましょう。
最後に数年後にはうまくいくという希望を捨てずにいることが大切です。
日本では親がいなくても生きていけます。補助もたくさんあります。だから大丈夫です。
ぜひ他の家族と比較をすることなく、自分は自分。この先の人生は自分が作っていくと考えて前向きに過ごしていきましょう。
家庭修復のためにできること
家庭崩壊という危機的な状況の中でできることは以下の3つです。
- 相談する
- 別居する
- 離婚する
もし、自分たちの家庭は崩壊しそうなぐらいで、まだ危機的ではないという方は以下の関連記事をご覧ください。
家族の仲が悪いときの原因や解決策、円満な家庭を作る秘訣やコツをまとめています。


①相談する

さて、家庭崩壊の修復方法ですが、まずは相談しましょう。
プロに相談することが解決の一歩です。
家族からの暴力・性的接触・ネグレクト(育児放棄)を受けている場合
◇児童相談所 ※18歳未満の方はこちらに連絡してください
児童相談所全国共通ダイヤル 189番(いちはやく)
最寄りの児童相談所につながります。相談した内容について秘密は守られますのでご安心ください。また名前や連絡先を言いたくない場合は匿名でも相談できます。
薬やアルコール依存症などで悩んでいる場合
◇こころの健康相談統一ダイヤル
◇精神保健福祉センター
精神保健福祉センター一覧
住むところがない、仕事を探したい場合
もうすでに家でをしているや、住むところ、仕事を探したい場合は以下をご覧ください。
別居する
修復においては離れることも手段として考える必要はあります。
ずっと近くにいるとお互いの大切さや重要さを感じにくいものです。
離れて冷静さを取り戻す機会にもなりますので別居することも 手段のひとつです。
ただ別居する場合は冷静に準備する必要もあります。
まずは専門機関に相談するなどしてから別居することを話してみましょう。 もし一度相談してみて激しい喧嘩や暴力などが発生した場合は直接話すことは諦めましょう。
実家に帰ったり相談所などから連絡し、離れたところで話し合うことをおすすめします。
別居するという選択をとることは相手にも感情的な悲しみや怒りを生じさせやすいです。
落ち着いて冷静に議論できるように準備を進めていきましょう。
離婚する
離婚してから関係修復をしていく方法もあります。結婚という形式を取らなくても、家族は家族ですし、子どもを一緒に育てていくことは可能です。
家庭崩壊が危機的な状況であればひとまず離婚し、お互いが精神的余裕を持って関わり合う状態にすることは大切だと考えます。
家庭崩壊の大きな原因の一つとして借金などのお金の問題があります。その場合は結婚と言う形式を保ったままだと夫婦のどちらかや、子どもに補助が得られにくいです。
日本には様々な補助金などがあります。まずは暮らしを分けて独立して生活を営むことで、お金の問題を解決していくことも有効です。
その上で、どれくらいのお金を分担し、子どもを育てていくかなどは明確なルールを決めておきましょう。
家庭崩壊の離婚

家庭崩壊をしている際の離婚は丁寧に進めることが重要です。
相手も感情的になり、暴力などに発展するケースもあります。また離婚調停が長引き、さらに養育費も払ってもらえなければ生活していけません。
もしも離婚を考えているけど、子どもの養育費がちゃんと貰えるか心配。親権が欲しい、などを考えているなら、弁護士と事前に相談しておくことをおすすめします。
証拠などを揃えておくと短い期間で主張を通すことが可能ですよ。浮気などもされているのであれば確実に証拠を押さえておきましょう。
家庭崩壊しそうな時や、家庭崩壊した時に見ると救われるブログ
何も動き出す気力も起きない…、もうどうすれば良いかわからない…。そんなときは同じ境遇にある方のブログを見ることをおすすめします。
例えばアメーバブログでは「家庭崩壊」というハッシュタグで1900件ほどの投稿があります。
家庭崩壊記事一覧
みなさんの境遇に近いブログもあるかもしれません。
ブログをいくつか読んでみると、浮気が原因や、暴力、DV、お酒、子どもの問題やネットワークビジネスまで。
さまざまな原因で家庭崩壊を感じるケースがあるようです。
まずは解決策や、修復に取り組むのではなく、いろいろなケースがあることを理解しましょう。
あなただけが家庭崩壊で苦しんでいるわけではありません。
また家庭が崩壊していたとしても希望がなくなるわけではありません。日本は支援に手厚い国です。
焦らず状況を改善させる選択肢を見つけていきましょうね。
まとめ
ここまで家庭の崩壊について書いてきました。とにかく大事なことは自分の身を守ることです。
少しでも危険を感じるでのあればプロや専門家に相談しましょう。
児童相談所全国共通ダイヤル 189番(いちはやく)

みなさんの家庭が崩壊でなく修復されたり、ひとまず別れることになっても関係が再び戻っていくことを願っています。

