・家族サービスと言う言葉に違和感がある
・そもそも家族サービスって何?
・育児にパパが協力してくれなくて困っている
・理想的な家族サービスとは?
・家族サービスの別の言い方はあるの?
本記事では上記のような疑問にお答えします。
昔はよく家族サービスをしよう!家族サービスしない夫はダメ!など言われていましたよね。今でも使われたりする事はありますが、もはや死語だという認識も一般的なのではないでしょうか。
令和の時代に家族サービスと言う言葉は不要です。
これからの時代にあった家族サービスまで掘り下げてご紹介しますので、ぜひご覧ください。
そもそも家族サービスとは
家族サービスをgoo国語辞書で調べると以下のように表現されています。
俗に、家族のために尽くすこと。ふだんは仕事で忙しい人が、休日に家族と一緒に食事に出たり遊びに行ったりなどして、くつろいで過ごすこと。
既にいくつもツッコミポイントはありますが(笑)、やはりサービスと言う言葉に違和感が強いのではないでしょうか。
実際にサービスという言葉も調べてみましょう。
こちらもgoo国語辞書には以下のように表現をされています。
1.人のために力を尽くすこと。奉仕。「休日は家族にサービスする」
2.商売で、客をもてなすこと。また、顧客のためになされる種々の奉仕。
この奉仕するという言葉も強い違和感がありますよね。
違和感の正体は、当たり前にやる前提がない表現だからです。
わざわざ相手にしてあげるというニュアンスが入ってくるので、むかついたり腹が立ってくるのではないでしょうか。
下手をすると上から目線に感じることもありますし、普段の役割にはない追加の作業として一緒にやるものではないと言うニュアンスさえ与えてしまいます。
今は共働きも増えているものの、まだまだ家事や育児を中心に担う役割のママに違和感が生じやすいのではないでしょうか?
家族サービスをしない夫という考え方は古い
しかし、今の時代において家族サービスという言葉は相応しくありません。仕事も家事や育児も一緒にやるものであり、協力し合うものという考えが一般的です。
これは男女平等の概念から強く生まれているのだと思います。今では女性が働くことも一般的になりました。仕事も、そして家事や育児もどちらかがやるものではなく、どちらも一緒にやるものだと言う認識が普及しています。
これも少し古くなってきましたが、上記のような考え方を普及させたもう一つの言葉がイクメンではないでしょうか。
「イクメン」とは「子育てする男性(メンズ)」の略語です。単純に育児中の男性というよりは、「育児休暇を申請する」「育児を趣味と言う」など、積極的に子育てを楽しみ、自らも成長する男性を意味します。また実際には、育児に積極的に参加できていなくても、将来的にそうありたいと願う男性も含まれます。
2010年6月に長妻昭労働大臣が少子化打開の一助として「イクメンという言葉を流行(はや)らせたい」と国会で発言し、男性の子育て参加や育児休業取得促進などを目的とした「イクメンプロジェクト」を始動させたことがきっかけです。
イクメンと言う言葉はおそらく家族サービスと言う言葉よりも共感できるのではないでしょうか。それはおそらく育児を当たり前にすると言うニュアンスが含まれているからだと思います。
子育てをサービスでする男性ではなく、子育てをする男性がイクメンだからです。
家族サービスをしない夫と言う考え方はもはや古く、家事や育児をする夫と言う考え方が今のスタンダードではないでしょうか。
ちなみに家族サービスに近い表現は英語であるの?
結論から言うと正確にはないと言った方がいいです。
もちろん無理矢理言い換えることができるのですが、英語圏に置いて家族サービスをすると言う感覚や、そのまま当てはまるような英語表現はありません。
無理やり言い換えると、family dutyという表現が近いかもしれません。しかし、英語圏の感覚的に言い換えれば、spend time with one’s family「家族と時間を過ごす」などが近いのだと思われます。
義務としてやるものではなく、当たり前に一緒に時間を過ごすことこそ、家族サービスと言えるからです。
家族サービスの別の言い方や言い換えはとは?
家族サービスと言う言葉が含んでいるニュアンスが、共感できない事は説明してきました。
正直、家族サービスという言葉はうざい、しんどい、嫌いという方が多いことは間違いありません。
それでは家族サービスを現代的に言い換えるとどんな表現があったりするのでしょうか?
まず1つ目は先程ご紹介したイクメンだと思います。
家族サービスをするよりかは、イクメンとして当たり前に関わる方が、共感できますよね。
ただイクメンにしても、まだ特別な男性、育児をする稀な男性というイメージもあります。
当たり前に育児をする人のことを指しますが、まだまだそんな男性が当たり前ではないからこそ、イクメンという言葉で一般的にしていきたいわけです。
そこで2つ目ですが、家族サービスの言い換えは「家族ハピネス」「家族ハッピー」などはありではないでしょうか?
何かを特別にしてあげるという行為ではなく、家族を幸せにするという状態を指す。
何かを特別にしてあげるという非日常ではなく、当たり前にするという日常を指す。
意味合いとしては上記の2つを含めています。ただ、ピンとは来ませんよね(笑)
それはつまりまだ家族サービスと言う言葉が根強く、それに対する言い換えもスタンダードが生まれていないからです。だからこそ家族サービスに変わる新たな時代にふさわしい言葉を生み出していきたいものですよね。
ただこのように言い換えるだけで家族サービスしない夫ではなく、家族をハッピーにしない夫。もう少し日本語で表現すると、家族を幸せにしない夫、もしくは家族を大切にしない夫と言えるのではないでしょうか。この方がまだピンと来ますよね。
家族とは夫と妻が協力して幸せな家族、家庭を作っていくものだからです。仕事はそのための手段に過ぎません。目的は一緒に幸せになることなので、それを優先しない夫なんて最早古いというよりも、絶対に許せないですよね。
家族サービス→家族ハピネス/家族ハッピーにするおすすめのやり方・方法は?
それでは家族サービス、もとい家族ハピネス/ハッピーにするためのやり方、方法はどうすれば良いのでしょうか?
最もおすすめなのは「家族との時間を増やす」ことに尽きます。
結局家族サービスと言う言葉にも含まれていますが、良くないのは仕事やその他が優先で家族を後回しにする事です。
つまり平等ではないんです。むしろ家族と幸せに過ごすための手段が仕事なので、家族を1番優先に考える必要があるにもかかわらずです。
その平等ではない感覚は時間の使い方から来ています。仕事にはたくさん時間を使うけど、家族にはあまり時間を使わない。人の優先順位は時間の使い方に現れます。
だからこそまずは少しずつ家族との時間を増やしてみることがオススメです。
休日に家族全員で一緒にお出かけする時間を作る、家族と一緒に食事をする時間を作るなどは昔から大切だと言われてきましたよね。
ただ、それだとまとまった時間が大量に必要だったりするため、長続きもしなかったり、習慣にならなかったりします。
成功のコツも含めて言えば、毎日家族との時間を少しずつ増やすことが最も有効です。
例えば仕事の前に朝食は家族全員で一緒に取る、仕事から帰ってきたら一緒にコーヒーを飲む。時々は休日に何をするかをアイディア出しをしたり、旅行に行く計画を一緒に立てたりするのも良いですよ。
もっと言えば家族と会話する時間を増やしてみるだけでも大丈夫です。家に帰ってからテレビやスマホばかりずっと触っていると、家族ではなく自分や仕事などに時間を使いすぎているのかもしれません。
当たり前ですが仕事は家族が生活していくために重要ですし、自分の時間もなければストレスも溜まりやすかったりします。すべてを家族の時間にする必要はありません。
しかし、家族を夫婦で協力して幸せに過ごしていくために、意識的に家族の時間を増やしていくことはおすすめですよ。
家族の意外な変化、家族のやりたいことや、不安なことを以前より深く知るだけでも、できることはたくさん生まれるはずです。
家族サービスの感想まとめ
いかがだったでしょうか。
令和時代の家族はみんなで幸せになる。私はそう信じて過ごしていきたいと思っています。ぜひ家族サービスと言う言葉は一切使わず、家族を幸せにする、家族を大切にするというゴールに向かって夫婦で協力していきたいですよね。
ぜひまずは家族との時間を少しずつでも増やしながら、お互いに協力しあって理想的な家庭生活を作っていただければ幸いです。